今年は最後のセンター試験!!
まずは今年受験される受験生の皆さん落ち着いて本来の力が出せるよう頑張ってください。
今年でセンター試験が最後となり、2021年度からは大学入学共通テストとなります。
近年、AI技術の進展、グローバル化、不透明な国際情勢など社会構造の変化が急激に起こっており、この動きはさらに加速すると言われています。この時代変化を背景として、これからの時代を逞しく生き抜くために必要な力・資質を身につけ、社会に貢献する人財を育成することを目指し、「教育改革」が進められています。「大学入学共通テスト」はその一部です。
大学入学共通テストでは「知識・技能」だけでなく、大学入学段階で求められる「思考力・判断力・表現力」を一層重視するという考えがベースとなりますが、センター試験においても知識の理解の質を問う問題や、思考力、判断力、表現力を活用して解く問題が出題されていなかったわけではありません。
大学入試センターが示した問題作成方針のなかでも「センター試験における良問の蓄積を受け継ぎつつ」とあり、大学入学共通テストはこうしたセンター試験の実績をベースに記述式問題を取り入れ、マークシート式問題についても作問や出題形式を含めて見直しが進められています。
文部科学大臣の問題発言等もあり、2021年度入試から導入が予定されていた、大学入学共通テストにおける記述式問題の導入を見送るとの発表があり、実施日程、出題教科・科目はセンター試験と同様に1月の中下旬の2日間で実施され、センター試験と同様の6教科30科目が出題されます。また、各教科内の科目の選択方法もセンター試験と同様になるとありますが、前述でもあるように見直しは毎年行われていますので今後の動向に注意が必要です。
また、大学入学共通テストの記述式問題導入見送りの発表がありましたが、私立の各大学で行なわれる入試では既に一般入試だけでなく推薦入試・AO入試などにも実施されていることから考えると一安心とは言えないのではないでしょうか。