2020年度から「戦後最大級の教育改革」でなにが変わる?将来の大学入試と、中学校入学までにするべきこと

2019/09/27 ブログ(カテゴリ)

「2020年の教育改革」という言葉をきいたことがある保護者もいるのではないでしょうか。

小学校が2020年度、中学校が2021年度、高等学校が2022年度に「学習指導要領」と大学入試が「センター試験」から「大学入学共通テスト」へ2020年度に変わります。

ウチは関係ないと思う方もおられると思いますが、大学入試が変われば高校、中学校、小学校の入試もあわせて変わってきます。

ましてや学習指導要領が小・中・高と変わるのであれば尚更です。

 

まずは「学習指導要領」についてご説明します。

新しい指導要領では「社会に開かれた教育課程」を謳(うた)っています。 教育によってより良い社会を創り、社会と連携して子どもたちの「生きていく力」を育むというのが、その理念です。

そして、「何ができるようになるか」「何を学ぶか」「どのように学ぶか」という3つの方向性をあげています。

「何ができるようになるか」

新しい指導要領によって、

①生きていくために必要な知識や技能
②思考力・判断力・表現力
③学びに向かう力、人間性


の3つの柱を身につけていくことを目標としています。これらは 「新しい時代に必要となる資質・能力」とされています。

「何を学ぶか」

教科面での最も大きな変化は、小学校3年生と4年生に「外国語活動」、そして5年生と6年生に「外国語」の授業が科目化されることです。英語が「科目化」されるということは、「成績がつく」ということになります。
そして、「プログラミング教育」が導入されます。これは「プログラミング」という教科を習うのではなく、さまざまな教科を通して「プログラミング的思考」を学ぶことになります。「プログラミング的思考」とは、何か問題があるとき、それを解決するための最適な方法は何かを考え、予測し、それをトライアンドエラーで解決することを指します。
また、ロボット掃除機など身の回りの製品にもコンピュータ・プログラミングが生かされていることを知る、といったこともプログラミング教育には含まれます。

そして、子ども向けのプログラミング学習のツールとしては概ね、「アンプラグド系」「ビジュアル言語系」「ロボット系」の3種があり、どのツールを使うかやどの科目で行なうかは各学校にゆだねられている。

「どのように学ぶか」

今回の学習指導要領の「目玉」といえるのが、この「どのように学ぶか」です。 新学習指導要領では「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ ラーニング)の視点からの学習過程の改善」が謳われています。
その内容は「先生が一方的に教え、生徒たちはそれを見て、聞いて学ぶ」という授業ではなく、双方向、対話的な学びのスタイル中心になっていくということです。

ここまで読むと、英語にプログラミングにアクティブラーニングと、学習量などが増えてたいへんに感じてしまうかもしれません。でも、中学校にあがるまでの備えでこれまでと大きく違うことがあるかといえば、それほど大きな変化はないと考えています。

英語は、文化や風習などを体験したりして海外の人と壁を作らないことが重要で、語学は早いうちからやらせていなくても大丈夫です。 それよりも母国語である日本語にしっかり親しんでおくことが重要です。 親子でたくさんことばのやり取りや「読み」「書き」「数字」をしっかりしておくことです。

逆にプログラミング教育やアクティブラーニングは思春期を迎えるまでの幼児から小学生位までのほうがよく育まれるとされています。学校の授業では「科目化」ではなく「必修化」になり、独立した科目としてではなく、国語の授業などを通して学ぶものとなり、成績もその中に含まれます。

学校の成績としては大きく影響しないと考えられますが、これらの力は試験や将来、社会人になってからこそ、強く求められるものです。

それを考慮すると学校だけの学習では足りないといえ、保護者や周りの大人が日常からサポートしていくことです。

 

次に「大学入試」についてご説明します。

これまでの「大学入試センター試験」のマークシート方式が廃止になり、「大学入学共通テスト」にかわります。大学入学共通テストは、数学、国語で80〜120字の記述があるなど、知識だけでなく思考力、判断力、表現力も評価するものになります。

英語はこれまでの二技能「読む・書く」評価から四技能「読む・書く・聞く・話す」を評価するものになり、民間資格・検定試験も評価されます。

大学入学共通テストは国公立向けの試験ですが、大学入試センター試験の時は私立も利用できていましたし、私立独自の入試も大学入試センター試験にあわせた、あるいはそれ以上の難易度のものになると思われます。

また、大学入試が変わることにより、小・中・高入試もマークシート方式が減り、記述式のものが増えてくると考えられます。今回の「教育改革」「大学入試改革」の発表に伴い、既に記述式の問題を出す私立学校が増えています。

 

学校もそうですが、各学習塾もアクティブラーニングを取り入れた授業を行なっている教室もありますが、従来の「蓄積型学習」に重点を置いたものです。また、プログラミング教育も学習塾とは別にプログラミング教室ができてきていますが、多くのプログラミング教室では「ビジュアル言語系」「ロボット系」が主流になっています。

「アンプラグド系」は専門性がなく短期間で物足りなくなってしまうでしょうし、「ビジュアル言語系」「ロボット系」はパソコンやロボットへの依存性が高くなってしまうなど、どちらも一長一短だということです。

そのようなことから、成田エリアにある学習塾のSQETTはアクティブラーニングとプログラミング教育(「アンプラグド系」「ビジュアル言語系」「ロボット系」も学年やスキルに応じてバランスよく進める)を中心とした探究学習コースとして、従来の科目学習(学校の授業や宿題・自学でわからない所)のサポートを中心とした学習補助コースに設定した学習塾としています。